こんにちは、横浜拠点の出張撮影Your PhotographyのReiriです^^
カメラマンになって14年目の秋。
毎年この時期は忙しくさせていただけているのは本当に感謝ですね〜。
秋と言えば、写真業界では『七五三』による大繁忙期、1年の中でいちばん忙しい季節だったりします。
Your Photographyも例に漏れず、この時期がいちばん忙しかったりするのですが…
それ以前に、私にとって『秋』とは、ご縁の深いお客様との再会の時期だったりします。
妹の誕生日が9月、兄の誕生日が11月。
2011年に初めてお会いしてから、毎年年に2回、それぞれのお誕生日記念に撮影をさせていただいていたご家族。
彼らとの撮影は、いつも秋でした。
だから、彼らと会わないとどうにも冬を迎える心持ちにならないのです。
とは言え今回、妹である彼女は9月の誕生日の頃には左腕を骨折していて(笑) 治るのを待っての撮影となりました。
昨年は、彼らのおうちの近くに伺わせていただいて撮影したので、その後ご自宅にもお邪魔しまして歴代の写真たちが飾られているのに感動したものでした。
▲去年の記事はこちら▲
しかし今年は、とある目的の為おうちからは少し離れて、なんと私の小学生の頃の地元で撮影!
自分が彼女と同じくらいの頃に、子ども会や少年団のイベントで行っていた公園。まさかそこで、自分が撮影する日が来るとは……
これがエモいってやつでしょうか。
▲ポケモンマンホールがありました▲
元々は、超繊細な鉄壁人見知りだった彼女。
それが、いつしか兄と一緒に笑い転げまくるゲラゲラ兄妹に進化して、毎回『笑い過ぎてて撮れない』という謎現象が起こるようになりました(笑)。
そこを経て、もう12歳。
兄の方は、やっぱりこのくらいの歳から撮られることへの気恥ずかしさのようなものが出てきていたので(もう高校生になった兄は今回撮影に来ませんでした)、妹の方もそろそろカメラの前が居心地悪く感じるようになるのかな、と少し寂しく思ってもいたのですが。
うん、なんか全然平気っぽい。笑
クラスメイトの影響でシジミチョウにハマっているらしい彼女は、チョウを見かける度に追いかけて行ってフレームアウト。
無邪気に公園を走り回ってちょうちょを追いかける12歳。可愛いな……。
「12歳くらいだったら、公園で無邪気に遊ぶ歳でもないし、おしゃれに街撮りスナップとかの方が良いかなあ」なんてちょっと思ったりしたけど、いやいやまだ全然公園で無邪気にイキイキしていました。良かった。
でも、
おとな、とは全然言えないけど
子ども、という扱いで済ませられる程幼くはない。
一方的な子ども扱いをしないからこそ、ちゃんと写真を撮らせてもらえているような気がします。
赤ちゃんの頃から知っている、ひとりの女の子。
そんな彼女は、小学校生活があと少しで、今年の誕生日の頃は腕を骨折していて、今はシジミチョウにハマってる。そんな彼女の、『今』。
等身大で自然体、カメラの前でもそんな彼女でいてもらえるのは、その時々の『彼女そのもの』をまるっと肯定する楽しい時間の中で撮影をさせてもらうこと、を大切にしてきたから、かも知れません。
実は今回、撮影以外にもうひとつの目的がありまして。
それは【みんなで『きみどりカフェ』に行くこと】!!!!
写真提供>>>@volvo_nakanouchi
『きみどりカフェ』というのは、私の前職のフォトスタジオで共に切磋琢磨した仲間が作ったカフェ。
私よりも先にフォトスタジオを離れ、ふたりでカフェを始めた『しのさん』と『みーちゃん』。
そして、かつて超繊細鉄壁の人見知りだった彼女の笑顔を引きずり出したのは、何を隠そうこの『みーちゃん』でした。
今でもあの時の撮影のことはよく思い出します(笑)
3歳の七五三で、着物は着たもののニコリともせず、パパの側にぴったりとくっついて離れず、こちらに対して警戒の眼差しで距離を取り続けていた彼女に対し、撮影のアシスタントを務めてくれていたみーちゃんは
「いや~、手強いね!!」と言いながらも決して諦めずに様々なアプローチを仕掛けていき、そして、何がきっかけだったかはちょっと忘れたけど、爆発的な彼女の笑顔を引きずり出したのです。
そしてそれ以来、彼女たちの撮影はわたしとみーちゃんのペアでご担当させていただくようになりました。
ひとたびきっかけを得てしまえば、あとは自然と笑えるように……、なったのは、良いものの、今度はみーちゃんの一挙手一投足にゲラゲラ笑い転げるようになってしまい、それはそれで全然撮れない(顔上がんない)。
毎年毎回、ポーズを決めても笑い崩れちゃう子どもたちを相手にふたりで汗をかきながら大騒ぎをしていたものでした。
みーちゃんがスタジオを離れて、しのさんとカフェを始めて、みんなで一緒に行きたいねと言い続けて7年くらい経っていました。
ようやく、実現!!!!
スタジオに勤めていた頃は、撮影したあとお客様と一緒に帰ってカフェに行く、というのはちょっと現実的ではなかったので(笑)
独立して、自分ひとりでやっていくことは決して楽なことではなかったけれど、こうしてずっとやりたかったことがひとつ、実現できたことはとてもとても嬉しかった。
今年の撮影もありがとうございました!
そして来年あたりは、今年会えなかった兄の方にも会いたいなあ。
撮影は気恥ずかしいかもしれないけど、昔からきみたち兄妹を知ってる親戚のおばちゃんみたいなひとに顔見せておくれよ(笑)
Your Photography(ユア フォトグラフィ)
黒木れいり
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